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小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。 (2022.6.14ここに引っ越してきました)
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愛読している「お嫁様は宇宙人」で、「『普通』の落とし穴」という記事がアップされていて、日頃思っていたことと重なる部分があったので記事にしてみることにしました。

マナーを守る・習慣をつけるのはもちろん他人に迷惑を掛けないためですが、自分が気持ちよく過ごすためでもあるんですよね。「なぜそうするのか」を自分が本当に理解しないまま躾けてる大人(親・先生)って多いような気がします。

で、「こんな風に考えられるように躾けてほしいなあ」というのをいくつか書いてみました。

≪日常生活編≫

「スーパーで走り回らない」は「よその人に迷惑を掛けるから」「けがをしたり迷子になったりしないから」だけでなくて、「静かなお店でゆっくり歩いて買い物をするのは気持ちがいいから」

「買い物に行ったら荷物を持つ」のは「たくさん買い物をして一回で運びきれないから」だけではなくて、「荷物を分けて持つと一人分が軽くなって家族みんなが嬉しいから

「手を繋ぐ」のは「ママとはぐれないため」だけではなくて、「手を繋いでるとあったかい気持ちになってママも自分も安心するから

「お菓子を持たないで我慢する」のは「まだ支払いが終わってないから」だけではなくて「お家に帰って開ける楽しみを取っておくため」

「お手伝いをする」のは「家族の一員として当然」だけではなくて、「お家の人の喜ぶ顔が見られたり、お家が過ごしやすくなったりして嬉しいから」


≪学校編≫

「勉強をする」のは、「しないといい学校に行けない・いい仕事に就けないから」だけではなくて「分からなかったことが分かるようになることや、できなかったことができるようになるのは楽しいから」

「読書をする」のは、「自分の知識や想像力をつけるため」だけではなくて「違う世界のことが分かって面白いから」

「前へならえ」をするのは、「びしっときれいに並ぶため」だけではなくて「自分が座ったり立ったりするのにこれだけのスペースがあると楽だから」

「給食を残さず食べる」のは、「栄養があるから」だけではなくて「給食をおいしいと思って食べることができて、作ってくれた人にも『ありがとう、ごちそうさま』と本気で言えて嬉しいから」



宿題をしないこととか、好き嫌いが多いこととか、お手伝いをしないこととかについて「家でも『○○しないと××だよ!』って言うんですけど聞きません」という人がいます。子どもの頃、罰やご褒美があるから仕方なくやっていた大人達は、子どもにもそう指導するのでしょうが、大人になって罰やご褒美がなくなったらどうなったかは、ご自分を振り返れば分かるのではないかと思うのですけどね(^^ゞ

また、勉強についても叱ってやらせている人がいますが、本来勉強って楽しいことのはずです。学ぶ楽しさを教えられる人になって欲しいなあと思います。そのためには自分が楽しめないと、ですね。

勉強などなら「できた!」「わかった!」という喜び、仕事なら「役に立って嬉しい!」という喜び、その他にも、マナーを守れたので「おいしい!」「楽しい!」「嬉しい!」「気持ちいい!」…そういう喜びを子どもと一緒に探してみませんか。(^ー^)
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。

ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。

大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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