小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。
(2022.6.14ここに引っ越してきました)
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ぱわぁあっぷblogにわり算の指導についての記事(1,2)があったので、今3年生にやっている指導を書いてみます。
「等分除の12÷3は、4×3の形なのに、なぜ3の段で答えを出すのか」
…‥‥・*・‥‥……‥‥・*・‥‥…‥‥・*・‥‥……
「等分除の12÷3は、4×3の形なのに、なぜ3の段で答えを出すのか」
…‥‥・*・‥‥……‥‥・*・‥‥…‥‥・*・‥‥……
まず、うちは東京書籍なので、それに準じていることをご承知おき下さい。
<等分除>
12枚のクッキーを3人で分けるように言われた場合、まず、1枚ずつ配ります。

そして、まだクッキーが残っているから、また1枚ずつ配る。
まだ残っているので、また1枚ずつ…。
つまり、「3枚ずつ4回配っている」のです。

もちろん、配り終わった時には「4枚ずつ3人分」、つまり4×3の形になっています。
<包含除>
12枚のクッキーを3枚ずつ配るように言われた場合、3枚まとめてまず一人に渡します。

そして、まだクッキーが残っているから、また3枚まとめて次の一人に渡す。
まだ残っているので、また3枚…。
つまり、「3枚ずつ4回配っている」のです。

もちろん、配り終わった時には「3枚ずつ4人分」、つまり3×4の形になっています。
…‥‥・*・‥‥……‥‥・*・‥‥…‥‥・*・‥‥……
この説明だと、等分除も包含除も、12÷3は3の段を3×1=3、3×2=6…と、全体が12になるまで作っていくことで答えが出ることが分かります。
ここでは著作権の関係上私の作ったイラストを載せましたが、東京書籍の教科書にはこれと同じようなイラストが載っています。それぞれ、1回目から4回目までを順にすべて書いているので、これよりずっと詳しいです。
他の教科書でもこのような図があると思うのですが、どうでしょうか。
…… コメント ……
2007/5/29 22:44 投稿者:せきちゃん
コメントありがとうございました。一応,TBしてみましたが……。
図,分かりやすいですね。啓林館は,この図。http://www.shinko-keirin.co.jp/sansu/WebHelp/html/page/31/31_04.htm 東京書籍の方が分かりやすそうですね。
細かいことを言えば,等分除なので,「同じ数ずつ分ける」という言葉は,欠かせないでしょう。「3人に4枚配った」でしょうか。
でも若手は,理解したと思ったのですが,記事にしてませんが……でした。
うまく伝わっていないこと,初任研の先生からもうまく教えてもらっていないんだなって,感じました。
でもこの記事で書かれていることと教科書会社が言っているニュアンスとは少し違うように思います。
省略したらしいです。
4の列を使って考えるより,4の段を使って解く方が分かりやすいということです。
でも,子どもたちの視覚情報を受け取る力から考えて,省略せずに,掲載して欲しかったですね。
2007/6/10 12:05 投稿者:みっぴ
お返事遅くなってすみません。
東京書籍も、最終的には「□×3の答えと3×□の答えは同じなので3の段で答えを出す」とまとめています。
でも、□×3=12の□が分かればいいわけですから、全ての子が、3の段を言うのと同じように4の列を「いんしがし、にしがはち、さんしじゅうに…」と、すらすらと言えれば、「3の段を使って…」という補足は教科書には必要ないんじゃないかなと思っています。
昔は九九が半分しかなかったことを考えると、この「3の段で…」という説明は余計なお世話っぽいですよね。実際、ちゃんと九九が入っている子は、いちいち九九を唱えなくてもいきなり答えが出ますし。
追伸。
あまりのあるわり算や3桁のわり算などで、わり算の式(例えば88÷3)だけあった場合、かけ算にすると□×3なのか3×□なのか分かりませんよね。そのとき、3の段で調べると統一しておけば、説明が楽で計算が速い、と言うことなのかなと思います。
<等分除>
12枚のクッキーを3人で分けるように言われた場合、まず、1枚ずつ配ります。

そして、まだクッキーが残っているから、また1枚ずつ配る。
まだ残っているので、また1枚ずつ…。
つまり、「3枚ずつ4回配っている」のです。

もちろん、配り終わった時には「4枚ずつ3人分」、つまり4×3の形になっています。
<包含除>
12枚のクッキーを3枚ずつ配るように言われた場合、3枚まとめてまず一人に渡します。

そして、まだクッキーが残っているから、また3枚まとめて次の一人に渡す。
まだ残っているので、また3枚…。
つまり、「3枚ずつ4回配っている」のです。

もちろん、配り終わった時には「3枚ずつ4人分」、つまり3×4の形になっています。
…‥‥・*・‥‥……‥‥・*・‥‥…‥‥・*・‥‥……
この説明だと、等分除も包含除も、12÷3は3の段を3×1=3、3×2=6…と、全体が12になるまで作っていくことで答えが出ることが分かります。
ここでは著作権の関係上私の作ったイラストを載せましたが、東京書籍の教科書にはこれと同じようなイラストが載っています。それぞれ、1回目から4回目までを順にすべて書いているので、これよりずっと詳しいです。
他の教科書でもこのような図があると思うのですが、どうでしょうか。
…… コメント ……
2007/5/29 22:44 投稿者:せきちゃん
コメントありがとうございました。一応,TBしてみましたが……。
図,分かりやすいですね。啓林館は,この図。http://www.shinko-keirin.co.jp/sansu/WebHelp/html/page/31/31_04.htm 東京書籍の方が分かりやすそうですね。
細かいことを言えば,等分除なので,「同じ数ずつ分ける」という言葉は,欠かせないでしょう。「3人に4枚配った」でしょうか。
でも若手は,理解したと思ったのですが,記事にしてませんが……でした。
うまく伝わっていないこと,初任研の先生からもうまく教えてもらっていないんだなって,感じました。
でもこの記事で書かれていることと教科書会社が言っているニュアンスとは少し違うように思います。
省略したらしいです。
4の列を使って考えるより,4の段を使って解く方が分かりやすいということです。
でも,子どもたちの視覚情報を受け取る力から考えて,省略せずに,掲載して欲しかったですね。
2007/6/10 12:05 投稿者:みっぴ
お返事遅くなってすみません。
東京書籍も、最終的には「□×3の答えと3×□の答えは同じなので3の段で答えを出す」とまとめています。
でも、□×3=12の□が分かればいいわけですから、全ての子が、3の段を言うのと同じように4の列を「いんしがし、にしがはち、さんしじゅうに…」と、すらすらと言えれば、「3の段を使って…」という補足は教科書には必要ないんじゃないかなと思っています。
昔は九九が半分しかなかったことを考えると、この「3の段で…」という説明は余計なお世話っぽいですよね。実際、ちゃんと九九が入っている子は、いちいち九九を唱えなくてもいきなり答えが出ますし。
追伸。
あまりのあるわり算や3桁のわり算などで、わり算の式(例えば88÷3)だけあった場合、かけ算にすると□×3なのか3×□なのか分かりませんよね。そのとき、3の段で調べると統一しておけば、説明が楽で計算が速い、と言うことなのかなと思います。
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。
ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。
大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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