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小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。 (2022.6.14ここに引っ越してきました)
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http://benesse.jp/blog/20070625/p2.html

この記事を読んで、(-"-;)となって、コメントかトラックバックしようかと思ったんですけど、「編集部が不適当と判断したコメントは掲載しない」そうですので、ここでリンク張って書くだけにしておきます。

それでも削除要請が来るかなあ?私としてはごく当たり前のことを言っているだけのつもりなんですけどね。ま、よかったら読んでやって下さい。

……・……*……・……

>学校教育においても「情報化」に対応する必要性が急速に高まっています。

★情報化に対応する必要性が高まっている?ホントですかそれ。
パソコンや情報機器を使えると便利だしかっこいいから、使おう使おうと誰かが言ってるだけじゃないですか?

そういう人って、パソコンとか機械に、変に劣等感っていうか、苦手意識を抱いている人ばっかり。パソコンを使いこなす人が「情報化に対応する必要性が高まっている」なんて言うの、聞いたことがないんですけどね。だって、使える人はふつーに情報機器を使ってるから「対応する」なんて意識ないし、「必要性」があれば即使うでしょ。

「携帯電話に対応する必要性が高まっている」「ワンセグに対応する必要性が高まっている」…って、言いますか?
あまりにも当たり前すぎて、誰も言わないでしょ。

★あと、必要性って、ホントにあるんですか?
あった方が便利とか、あれば使えるとかはあるけど、その分デメリットも大きいですよ。
情報機器を子ども達自身が使えないより使えるようになった方がいいとは思うけど、「学習に」必要だとは言えないと思う。

「(情報機器を)使わなかった場合よりテストの点数が上がった」って書いてますけど、使わなかった場合の授業がどんなものだったかについては何も書かれていませんよね。

「プロジェクターで写真を見せる」授業と、「何も見せない」授業を比べたら、そりゃ見せた方が定着率がいいのは当たり前ですよ。「プロジェクターで見せる」授業と、今までのように「写真パネルで見せる授業」を比較していただきたいですね。

メダカの卵の心臓が動いている様子を、動画で見せるのと見せないのでは、そりゃ見せた方がわかりやすいでしょう。でも、プロジェクターに写る動画を見るのと、顕微鏡の下に卵を置いて自分の目で直接覗かせるのと、どちらが教育的効果が高いでしょうね?

パソコンで筆算の練習をして、それでテストは100点にはなりませんよ。子ども達がつまずくことの一つに「2桁+3桁などで、式を筆算に書き写す時の位取りを揃えていないため、違う位同士を計算してしまう」というのがあります。でもそれは、自分でノートにていねいに書いていくことで、簡単に自分の間違いを振り返り、習熟できるのです。情報機器は何も必要ありませんし、情報機器を使ってできても、紙に書けなければ×なわけです。

情報機器は、使った方が効果の上がるところで使わないと、何も意味をなさないのです。

私自身は、情報機器が、今まで開発されてきた教材等よりも学力向上に効果があるという分野はあんまりないと思っています。理科の、肉眼では見えない植物の成長の様子を動画で早回ししてみたりとか、昼間はできない星の観察、そのくらいですかね。ネット検索や作文の推敲などは、そのものは簡単ですが、それ以前にネットの情報には間違いもあることを教えたりとか、キーボードで字を打つ練習をある程度させたりとか、別の時間がかかるので、授業時数に対する効果という点では同等だと思います。

それよりも、「今までよりも準備が早くできる」「今までよりごみが出ない」「今までより後かたづけが楽」「今までよりもきれいに教材を取っておける」「たくさんの先生で共有できる」「修正が簡単」…そういった、教師側の仕事の効率化のために、利用すべきと考えています。

>悪循環に陥っているのです。

★悪循環?循環してませんよ。
財源がない→授業で使われない。それだけです。
「授業で使われないから、情報機器を整備すべきだという声も高まらない」そうは言えないでしょう。

情報機器を整備すべきだという声がたくさんあがっても、福祉などのように、他の最優先すべき課題もたくさんあるんですよね。自分たちの地域のそれらの課題を知っていれば、情報機器の整備を最優先しろとは言えないでしょう。

それに、使いたい先生はパソコンやプロジェクターを自費で購入して教室に持ち込んでますよ。整備されればそれだけ授業で使われるだろうと思います。実際、うちの学校でも、教室にパソコンを持ち込んで授業する先生もいますし、プロジェクターやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラなど、山ほど授業に使われてますし。

それでも授業で使われないとすれば、「使う必要がない」からってのが一番じゃないでしょうかね。

>そんな視点から、お子さんの通っている学校の現状を見てみてはいかがでしょうか。

★そんな視点?どんな視点ですか?
学校の現状?何の現状ですか?
学校にどれだけの情報機器が備わっているかは、行政単位で、学校単位のことではないですよ。

「ノートは使えるだけでは十分ではありません。それを使って何をするのかが問われています。」
「百科事典は使えるだけでは十分ではありません。それを使って何をするのかが問われています。」
そういうのと一緒ですよね。そんなこと当たり前です。
さらに、ノートや百科事典を使って何かをするとすれば、それらはまず使い方を分かっていなければならない。
それも当たり前のことですよ。

情報機器も、まず使い方を教えて、それを学習に使うことを要求する。それは当然学力向上のためです。
ただ、いつでも百科事典を使って学習するわけではないように、情報機器を使って学習しさえすればテストの点数が上がるわけじゃないですよ。だから、授業に情報機器を使う日もあれば、使わない日もある。

そんな当たり前のことをわざわざ見に学校に来るんですか?
そんな言わずもがなのことをわざわざ記事に書く必要がどこにあるんですかね。

★結論。
情報機器は地方自治体の財政難のため、文部科学省が掲げた目標の年度が来ているのに、学校への整備が遅れている
そこだけは現実確かにそうなので納得できます。
…だから?
あなたの"言いたいこと"は何なのか、さっぱり分かりません。
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。

ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。

大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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