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小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。 (2022.6.14ここに引っ越してきました)
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コモチハハノキモチ O Y A ? さんの、学校公開初日。この目で見ましたよ3年生の現状。保護者数人ブチ切れ校長に直訴。 へのトラックバックとして書いています。

うちのクラスも(一人とんでもないのがいて)崩壊寸前という感じですが…一応コメントさせて下さいね。(^^ゞ

(1) 学習の始まりがきちんとしていないのは厳しいですね。挨拶をしなくても、時間になって授業を始めたら、子ども達がみんな学習にすっと取り組む姿勢を見せる学級もありますから、挨拶を必ずしなければならないというものでもないのですが、時間になって席に着いていない、学習用具が机の上に出ていない、指示があっても教科書が開かれていない、というのは指導ができていないと思います。

 それで、他の学年で、「席に着く」「用具がそろっている」「教科書をすぐ開く」が良くできている学級を探して、その担任の先生に愚痴ってみてはどうでしょう。意識してそういうことをされている先生だったら、他の学級がまずい状態になっていることは校長先生よりも見えると思います。ルーさんの場合は、いろんな先生と顔見知りのようなので、その先生方の中にそういう方がいらっしゃるんじゃないかなと思います。

 その方から校長先生に言っていただくとか、廊下を通る時に気をつけていただくとか、交換授業をしていただくとか(これ、結構効き目あるんですけどね)何か働きかけていただけるといいですね。

(2) 3日間も学級公開なんて、私なら倒れます。うちも公開日が一日ありますが、授業以外の時間を参観されるのはいやですね〜。(^^ゞ

 例えば、給食準備中に、子どもの様子を見ながら(たとえこぼしても一切手伝わずに)連絡帳にお返事を書いているところとか、今どきの保護者から見れば、子どもへの指導を放棄しているように見えたりしますからねえ。ルーさんとこは一学年一学級くらいだそうですから、学年の仕事をすべて一人の先生で背負わなきゃいけない。一般の学校より一人分の仕事量はぐんと多いはずです。

 それなのに、3日間の学級公開。こっちは[6時間+給食指導・清掃指導etc.]×3日間、上のようなちょっとした仕事はできなくなってしまう。親はいつ来るか分からない。「一時間だけではない、日頃のありのままを見てもらうため」なんてよく言いますが、「子どもの忘れ物を届けに」とか言って学校に来る人は多いんだから、そのときに授業の様子を見ればいいじゃない、と私は思うんですけどね。あ、忘れ物を届けに来るのはあまりいいことではありませんが。

 一般の学校より仕事量が多い上に、もしかして一般の学校より行事や会議などが多いのではないか?それを精選しようという意識が薄いのではないか?と感じました。ほんの5年前に比べても、学級や授業に関係ない仕事が増えたなあと思っているところです。教師はまず授業を成立させることが大切なのに、授業を準備する時間が、他の仕事に取られてしまっている。私たちも毎日のように「誰がこんな仕事受けたんだよー」と愚痴りながら仕事してます。σ(^◇^;)PTA関連でも、本当に先生方の協力が必要なものと、「顔を出してくれたら子ども達が喜ぶから」「ちょっとこの機会の操作は苦手だから先生に」程度のものとあるのではないでしょうか。

 3年の先生がそういうのに参加されていなくても、今まで参加されていた先生の仕事が減れば、その分3年生の先生の仕事をしていただいたり、3年生に目を向けていただいたりできるのではないかということです。

(3) 習字のことで書きますね。(これは学級崩壊予防策とは直接関係ありませんが)

* 先生が新聞紙を配るのはなぜなんでしょう?ふつう子どもが自分で持ってきて、自分で授業の始めに机に敷くと思います。ものすごい時間のロスでしょうね。なぜなのか直接聞いてみたい気がします。

* 墨をするのは、私なら習字の学習の2回目か3回目に一回やって(ちゃんと水からすりますよ)、あとは「おうちで時間のある時にやってみようね」で終わり。あとは、墨汁をそのまますらずに使います。墨汁を墨でするのは、成分が違いますから、固まる・分離する・色が変わる・その他思わぬ事が起きる可能性があると思います。墨汁も他の容器に入っている物を混ぜないように注意書きがありますし。もし、精神統一のためなら、1〜2分間でいいです。わざわざ墨をすらなくても、1分目を閉じるだけでずいぶん集中できます。私は、お手本を瞬きせずに見つめさせることがあります。そうすると、残像が残って、半紙に書く時にお手本が白く映るので、どこに書くか子ども達が考える助けになるかなと思います。(思ってるだけ(^^ゞ)

* 4枚程度練習したということでしたが、私なら、練習12〜3枚(一枚にいくつも書いたり、はらいの練習だけしたりしますが)、清書2〜3枚程度の時間は取ります。片づけは、練習した紙で筆先を整え、硯も練習した紙で拭いて、バッグに入れたら終わりです。硯に残った墨もすべて拭き取らせます。そうすると、どのくらい墨を出せば使い切るのかを考えるようになります。筆は、その日のうちに家で洗わせて、ほぐして乾燥させておきます。広口瓶の中で振り洗いがいいそうです。墨で固めてしまうと、次回ほぐすところからしなくてはならないので時間がかかります。練習した紙はまとめてポリ袋などに入れて家に持って帰ります。慣れれば、3年生でも一時間の授業時間で片づけまで終わることができます。ただ、6月だと20分程度は個人差が出ますから、それも考えて時間割を組んでおかないといけないですね。

書いてみて思ったのですが、書写の指導方法の研修をする、なんていう改善の仕方もあるかもしれません。書道の先生に来ていただいて先生方が研修をすることで、例えば片づけの時間が短縮されたりという効果が期待できそうですよ。

・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

思いつくままに書いてみました。当てはまらないことも多々あると思いますが、おうちの方がみんなで子どもを育てる意識があれば大丈夫なのではと思います。3年生は習字を始め、いろんな新しいことが始まる学年ですから、親子で一つ一つを楽しんでいけるといいですね。

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コメント

■日々大変な現場ですね。

はじめまして。同じジャンルで記事を書かせてもらっています。
大学を出たとき、一応、小学校の教員免許は卒業証書に添付されてきましたが、別の道を歩んでいます。
教育実習の時、体感しましたが、過酷な現場ですよね。国は、防衛費の1%でも削減して、教育費に投資してくれればと思うのですが・・両親共、教師でしたし、先生方の現状、すこしばかりお察しいたします。
mippisan先生ご自身のご健康が守られますように。

taizo-bokushi (2005-06-15 09:21:40)


■遅くなりまして・・・

TBありがとうございます!梅雨時でちと体調崩しまして<(_ _)>
うちは小さい学校なので、他の先生方にも
まずい学年は筒抜けです。先日の公開のときの意見交換会でも、全部の教職員がいらっしゃるところで、「3年生は危機的です、多くの目をお願いします」という内容でお願いしました。
交換授業というのは初めてききました。
病欠や、移動教室などの同行で担任が不在のときだけです、子供たちが違う先生のお授業を受けられるのは。

私も、三日間は長いと思うんです。
3日あれば、その中の1時間くらい来られるでしょう、という配慮というか来てくれ光線なんですが、来ない人は絶対来ません。子供も、絶対来ない家の子はひねてしまいます。
子供も集中力もいわずとしれて落ちますし
先生方も痛々しいほどピリピリしてらっしゃる(方も、微塵もそうでない方も)ので。
うちの市は、どこの小中学校も各学期に3日ずつなんです。ただ、保護者を意識した授業をされる先生と(この場合、予め、何日の何時間目は見せ場のある授業をするから来てください、と予告が入ります)、
まったく普段のままで、自習で一時間終わってしまう先生と、それぞれです。
休み時間は、私は先生がお忙しいの充分、承知なので声をかけず会釈しかしませんが、かまわず弾丸のように喋り書ける保護者もいます。あれは可哀想。ノートの山をかかえて職員室に駆け込もうとしている先生つかまえて・・。
専科の先生は比較的よく、先生から「最近、〜〜くん〜〜ですよね」と話しかけてきてくださったりします。毎時間必ずお授業があるわけではないので、公開時に専科の先生とお話するのはとても楽しみです。
担任の先生が知らない顔があったり。

ルー (2005-06-17 20:45:04)


■ルーさん

読み聞かせの時に挨拶をやり直させたお話読みました。いいですねぇ!そういう技、いっぱい使ってください。(*^o^*)子ども達はそういう「気合い」を求めているんだと思います。

みっぴ@管理人 (2005-06-21 21:51:44)


■無題

学級崩壊・・・
これは、ホント最近多くなりました。
塾業界からの見解としては、「怒鳴れるかどうか」で決まります。別に、ホントに怒鳴らなくても、いつでも遠慮なく生徒を怒鳴りちらす覚悟で授業にのぞめば、子どもは鋭いのでその雰囲気に気づきます。
 色々、約10年間学級崩壊について研究しましたが、結局一番大事なのは、教師の覚悟のようです。ただ表面的に怒るのではなく、本気で叱ることができるかどうか。。なかなか大変ですよね^^;

honkikyouiku (2005-06-22 04:54:57)


■honkikyouikuさん

担任が表面的に怒ってて、子どもが何も変わっていない…よくあります。で、それって、次の年の担任がとっても困るんですよね。学級崩壊にならなかったとしても、子どもに全然力がついていないんです。長時間いい姿勢が続かないとか、声が小さいとか、話が聞けないとか…。こんなクラス、持ちたくないですよぉ。ホント、大変です。

みっぴ@管理人 (2005-06-25 22:23:23)


■taizo-bokushiさん

お返事が遅れてすみません。
日本の今の小学校のシステム(40人一学級・学級担任制)だと、どんなに教員を増やしても、予算を増やしても、教員の仕事は忙しくなる一方でしょうね。

20人一学級で、教科担任制を取ると、少しは楽になるかな。あと、給食指導と掃除の指導も別の先生にする。そのくらいしていかないと、教材研究の時間も、児童理解の時間も取れないです。

とはいえ、この仕事を選んだのですから、何とかがんばってやっていきたいと思います。くたびれたらtaizo-bokushiさんのジム(blog)で心を休めさせて下さいね。(^-^)

みっぴ@管理人 (2005-06-25 22:51:43)
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。

ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。

大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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