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小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。 (2022.6.14ここに引っ越してきました)
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子どもたちを見ていて、「字を書かせる前にさせることがあるだろう」と思ってしまうことが度々あります。以前にも、前のブログに「小学校にあがるまでに(1)」「小学校にあがるまでに(2)」で書いたのですが、続編。

★箸を上手に使えるようになりましょう。

給食を食べるからということのほかに、正しい箸の持ち方が、上の一本は鉛筆の正しい持ち方、下の一本は筆の正しい持ち方につながるからなのです。

いきなり鉛筆を持たずに、クレパスなど太く書けるものを握って書く経験をすることで、鉛筆の妙な持ち方(親指が人差し指の上に重なる)を防ぐことができます。この妙な持ち方は、先がとがっているために立てないとうまく書けない筆記具の持ち方なのです。クレパスのように、多少斜めになっていても色がつく方が、自然といい持ち方になる訳です。

「別に鉛筆を立てて書いてもいいじゃん」と思うかも知れませんが、鉛筆を立てて字を書くと、自分の親指の付け根で書いている字が隠れてしまいます。そうすると、ちゃんと書けてるか手の横からのぞき込みながら字を書くことになるので、前のめりの姿勢になってしまうのです。姿勢が悪いと背骨が曲がったり、腰痛の原因になったりしますので、あまりいいものではないですね。


★最低限の食事のマナーは身につけさせましょう。

ここ数年、マナーと言えないようなごく当たり前のことが出来ていない子が目に付くようになりました。これが一人や二人なら「家庭環境」とか言って済ませられるかもしれませんが、班に二人も三人もいて、可愛らしい女の子までいきなりこういう食べ方をするのを見せられると、指導する気力も失せてしまって、ホントげんなりです。

▲ご飯茶碗の縁を持って口をつけ、箸でご飯をかき込む。おかずだとお茶漬けのようにすする。
▲つま先がテーブルの横からはみ出している。(椅子に横に座ったような形。)
▲お味噌汁をご飯にかけて食べる。(ネコマンマはおうちでこっそりやりましょう(^^ゞ)
▲両肘を付いて食べる。
▲左手を椅子の座面について食べる。
▲牛乳を立ったまま飲む。
▲箸を持って行っておかわりをしたら食べながら戻る。
▲おかわりをしたら立ったまま箸を取って口にかき込みながら座る。
▲おかわりをして多すぎたらまた缶に戻す。
▲食べかけて多すぎたら缶に戻す。
▲お皿を舐める。
▲缶の中にもう残っていないのに何度も何度もすくってぽたぽたと一、二滴おかわりする。
▲山盛りおかわりをして食べきれない。
▲お椀を置いたまま食べるので前屈みになる。
▲椅子をテーブルから離して座っているので、カレーなどをお皿からすくい上げた後、自分の口まで運ぼうとして途中で落とす。
▲奥にあるお椀も置いたまま食べようと中身をすくって口に運ぶまでに落とす。
▲ご飯粒が山盛り付いたまま平気でごちそうさまをする。(食べ終わった、もうご飯粒が取れないと言うのです)

これらの「躾」は、小学校に入る前に終わらせておかないと、6歳を過ぎたら習慣づけるのはものすごく難しくなります。同じ事でも習慣付くまでに時間がかかるのです。

その他、「ご飯茶碗は左、お汁椀は右」「お椀を持ってからお箸を持つ」「お箸は右手で持ち上げて左手に持ち替え、もう一度右手で下から持つ」など、頭を使うマナーも並行して教えてあげるようにすると良いと思います。


★右と左を瞬時に理解できるようになりましょう。

たまに間違えるくらいなら可愛いもんです。向こうから人が来るので右に寄るように指示すると、ものすごく長い時間を掛けて考えた末、左に動いて正面衝突しそうになったりということは日常茶飯事です。これ分かってないと怪我します。

また思いついたらこの下に追加するかな。(^○^)
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。

ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。

大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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