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小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。 (2022.6.14ここに引っ越してきました)
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西川純先生のブログをいつもRSS購読してるんですが、今回の「みんなが、みんなで」は職員室を事例に出して説明していて、それがあまりにも今の職場そっくりだったので「なるほどそうだなー」と思って読みました。

……・……*……・……

ここからは私の解釈で話を進めるので、西川先生の話していることとは、ずれているかもしれません。ご承知おきの上お読み下さいね。

まず、先生方には一人ひとり仕事があります。
小学校担任ならメインは学級経営、授業で子ども達の学力を伸ばすこと、学校全体を動かす「校務」、その他に(実はこの「他」が一番やっかいなんですが)研究ごとなどがあります。

で、管理職はそれを管理するわけですよね。職員室を一つの学級と見ると、担任の先生は校長先生、副担任が教頭先生、学級委員長が教務なんてとこでしょうか。

さて、ここに一人、みっぴ先生という問題児…いや、あまりに仕事のできない困った先生がいるとします。担当している校務は放りっぱなし、その学級はもう子ども達もぐちゃぐちゃで学級崩壊寸前!これを見つけた校長はどうするか?

●その1
「みんなで」仕事を終わらせることを求める。
その先生ができない部分は他の先生がカバーして…ということですね。
まあ、普通の仕事ならそう考えるだろうし、それでいいかもしれない。
でも学級担任を他の先生がカバーすることが可能か?という問題があるよね。

それに、実際そうなった場合、他の先生からは「あの先生は仕事ができてないから別の先生が代わりにやっている」と見られるよね。
それは換言すれば「自分も仕事ができなかったらあんな風になる」と見られるということだよね。そんな仕事の仕方をしたいか?と考えると「したくない」だわな。

●その2
「みんなが」それぞれ自分の仕事を終わらせることを求める。
落ちこぼれのみっぴ先生といえども、自分の仕事は自分でやれということですね。

で、その2の場合にも、校長のアプローチが2種類あります。

■2−A
教頭や教務、学年主任などに「みっぴ先生が自分の仕事を自分でできるようにみてやってくれ」と言う。まあ、暗に「手伝ってやれ」ということですね。言われた方はたまったもんじゃないよね。
言われた人がもし「その1」の考えの持ち主なら、みっぴ先生の仕事を引き受けるしかなくなるわけで、もし「その2」の考えの持ち主だったとしたら、みっぴ先生につきあって延々仕事を教えまくるとか、みっぴ先生ができてないのを叱りとばすとか、できていないのを見て苛々するとか、まあ普通そうなるなあ。

もしうまくいくとすれば言われた先生がみっぴ先生の「初任者指導教官」的立場になって、みっぴ先生の仕事の仕方(計画など)の部分から逐一指導していくことだと思うんですけど、それってみっぴ先生がそれを受け入れる気持ちがないとお節介になってしまうし、教官としての仕事がものすごく多いから今度はその人の仕事ができなくなってしまうよね。

■2−B
全体に「みんなが(全員が)自分の仕事を自分でできるように、みんな(一人ひとり)が意識して欲しい」と言う。
「自分の仕事を自分でする」だけなら、他の先生の仕事ぶりに目をやる必要はないわけで、これだとみっぴ先生は学級崩壊を起こして潰れていくことになりますね。それで、先生方一人ひとりが、「うちの学校の先生はみんな、今僕がやっているような仕事を自分でできているかな」と、気をつけて見て下さいということですね。

気をつけてれば、「この提案で全員の先生がうまく仕事ができるかな」とか「いつ提案したら全員の先生が仕事をできるかな」とか、「どの人にこの仕事を割り振ったら全員が確実に早く仕事を終わらせられるかな」とか考えられるようになるってことですよ。

そうなれば、はじめから仕事ができないという事態にはならないし、学級が崩れることもない。崩れてから立て直すのではなくて、はじめから崩れないようにみんなが考えて仕事をしましょうということだな。

……・……*……・……

で、我が職場を振り返る…σ(^◇^;)

うちの校長は、表向きは[2−A]型ですが、実は1型です。それだけじゃなくて、うまくできてない先生達に向かって「○○先生に相談しなさい」と言う。本当の意味は「○○先生にやってもらって、自分がしたように他の人には思わせておけ」ということ。ホント、見栄っ張り。

おまけに、教務と初任者指導教官が1型なもんで、できてない仕事があったら勝手に自分でやっちゃう。おいおい、それじゃいつまでたっても仕事できるようにならないじゃん。自分がいなくなったらどうするつもりだよ。

あ、教頭は…どれでもないか。
提出物が出てなくても、自分が困ってなければ声もかけないもん。
ヾ(@°▽°@)ノ

実は、うちの学校は全体的に「自分の仕事さえできていれば、他の人の仕事ができていなくても知ったこっちゃない」という感じの職場なんですが、校長はことさら「うちの学校はチームワークがいい」を強調する。一部の人間が他の人の肩代わりをしているのがチームワークだと思ってるらしい。

あと、遅くまで残って仕事をしているのを「仕事熱心」だと見ているようです。だらだらと仕事がさばけないっつーか、計画性のない仕事の仕方をしてるだけなんですけどね。そういえば他の先生方も、他の先生とぺちゃくちゃ喋りながらだらだら仕事をするのが「協力して話し合って仕事をしている」ということだと思ってるみたい。

夏休みになったというのに、昨日もだらだら仕事してくださって、私まで勤務時間を超過しそうになったんで、慌てて引き上げてきました。どうやってこの状況を打破すればいいのか悩むところです。


…… コメント ……

2008/7/27 1:28 投稿者:DEN
ちょっと話題とそれるかもしれませんが…
話し好きの先生と一緒に仕事をすると、だらだらとなりやすいですね。
自分はホントに忙しいときには、職員室でできるだけ仕事をしないようにしています。
あとは、会議がだらだらと進まないように、会議の前に叩き台となる資料なり提案を作って、会議に臨むようにしています。

教師の世界って、無駄が多いですよね。
中には「必要な無駄」もあるので、一概に全部を無駄として切り捨てる必要はないんですが…
でも、「無駄な無駄」と「必要な無駄」の判断は難しいです。

今回の話は、身につまされる内容で、考え込んでしまいました。
そうそう、と思ってコメントしようと思ったのですが、どうコメントしていいものやら悩んでしまって、上手くまとまりませんが…


2008/7/27 20:19 投稿者:みっぴ
■DENさん
いつも来て下さってありがとうございます。
てきとーにぐだぐだ言ってるブログなんで、話題がそれようがまとまりが無かろうがかまいませんって。
o(≧▽≦)o お好きに書き散らしていって下さいませ。

無駄を省くために、自分が何とかできる部分ってのは何とかするんでいいんですが、ハッと気づくと自分だけ連絡を受けてなかったりとか、逆にいきなり打ち合わせが始まったりとか、自分がするはずの仕事を変な風に他の人にされてしまってたりとか、せっかくやった仕事を全部はじめっからやり直しさせられたりとか、そういうのがあると書類投げ飛ばしたくなりますね。あはは。


2008/8/1 7:24 投稿者:かつのり
お気の毒です。信じられない職員室。わたしは幸いにして「同僚・上司にめぐまれなかった」という経験はほとんどありません。(ありますけど。)

自分がありがたい上司は、「理解があり、まかせてくれる方」ですが、「職員みんなにケムタがられて敵になってくれる方」も、職員が結束するという意味ではありがたいものでした。(^_^;)
トップの意識1つで集団の雰囲気は大きく変わりますものね。
「めざす方向を明確に示し」「方法は、きみたちにまかせる!」なんて言ってくれる方が、学び合う職員室を作ることができる人かな。


2008/8/3 0:13 投稿者:みっぴ
■かつのりさん
前の学校の校長先生は、方向性を示して、時には自分で率先して行動して、そのあとは私達に任せてくれる先生だったのですけどね。
今の校長は見栄っ張りで自分では何もしないで他人を頼ってばかりです。

同僚もそういうのに感化されちゃってるんでしょうか、授業を作るのに、指導案ができることが一番大事で、そのためには他の人の指導案をもらって書きかえることが当たり前になってます。実際にその単元をどう進めれば子ども達に力が付くかってのはちっとも考えず、先生方が見に来る本時はどの子を発表させたらうまく喋れるかとか、教室環境にはどんなかっこいいものを貼っておくかとか、そんなことばっかり考えてる。授業がまともに進むはずないよなーと思ってしまいます。

今年のうちに対策を考えて、自分まで染まらないようにしないと!と思っています。「学び合う職員室」…いいなあ。


2008/8/3 17:23 投稿者:かつのり
うちの学校は,「学び合う職員室」です。西川先生風に言うと「自慢」です。放課後,授業の話題がばんばん出ます。
「わたしが聞き上手だからかなあ」なんてうぬぼれたりしています。(冗談です。)
みっぴさん,がまんの時期かも知れませんね。


2008/8/3 21:50 投稿者:みっぴ
■かつのりさん
自慢できる職員室って、いいなあ。
私は我慢かあ。う〜ん、ぶち切れそうだし、我慢したら1年後に染まっていそうだし、何か怖いです〜。夏休みで子どもがいないのが救いです。(子どもに八つ当たりしなくていい)


2008/8/5 0:15 投稿者:かつのり
自慢に対して「我慢」。うまいなあ!
いいときもあればわるいときもあるんでしょうね。今は我慢で!
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。

ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。

大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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