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小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。 (2022.6.14ここに引っ越してきました)
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今日は給食なしの午前中授業で、本当なら午後から宿題のチェックなんかができるはずだったのに、やった仕事は、あれです、あれ。

あっちこっちの「○○画コンクール」とか「○○書写展」とか「○○ポスター」とかに応募する作品の整理です。

夏休み前にいろいろ募集が来て、それを子ども達に知らせておくと、夏休みが終わってから学校に作品をどどっと持ってきて、それを教師がまとめて応募するというわけです。

でもさ、そうやって一口に言うけど、けっこう時間かかるんですこれ。


まず、種類が多い。
絵、ポスター、書写、作文、工作、発明、などなど。一つの種類で3〜8か所くらいから募集があります。

で、それぞれ応募の仕方が違うので、応募票をつけるものがあったり、学校で一覧表を作成するタイプがあったり、応募票も、学校名・学年・氏名で良いものから、自宅の住所・電話番号までかかなければならないもの、絵の応募なのに作文をつけなければならないものなどさまざまです。事前に知らせておけばおうちの人がしてくれる場合もあるけど、学校でしなきゃいけない部分もかなりあります。

応募の仕方も、郵送だったり、直接持って行かなければならなかったりします。郵送ってことは、切手代は学校もちということです。

審査のあとも、作品が戻ってくるもの、戻ってこないもの、著作権が募集した会社の方に帰属してしまうもの、参加賞のあるもの、ないもの、いろいろです。

今回は低学年だったので、募集は全部で15か所くらいでしたが、高学年だと30か所くらいから募集があっています。子ども達は自分が取り組みたいものを選んで作品を作りますから、集まった作品をその30か所に分けて、応募票のチェックをして、できてなければこちらで記入して、梱包して応募しなければなりません。

おまけに、作品を作るのは夏休み期間中ですから、どう見ても親の手が入っている作品がたくさん出品されます。日頃の子ども達の実力を知っているだけに、可哀想になることさえあります。

で。

これって教育課程には入ってないんですってば。

募集するなら、学校から各家庭に募集のパンフレット配布したりするのは構わないから、各家庭から直接応募する方法に変えて欲しいです。で、受賞の報告や作品の返却なんかも、各家庭に対して直接して欲しい。

私達が子どもに指導して作らせるならともかく、本当に子どもがしたのかどうか分からない作品を集めて、あちこちに応募するのは私達の仕事じゃないと思うのです。
送料と集約の手間ケチって学校にさせてるのか?なんて思ったりして。

何とかならないかなあ、この「夏休みの作品募集」…。


…… コメント ……

2008/9/3 10:46 投稿者:まーくん母
はじめまして。この春に子どもと海外から引っ越してきました。ずーと、現地校で日本語学校には通っていなかったので入学してから 今でも大変です(汗)
自分か通っていたころの小学校とはずいぶんいろんなことが異なり、驚く日々であります。このブログから先生の視線で語られることを参考にさせていただいております。面と向かってはなかなか本音が言えない立場の先生の本音(?)今後も楽しみに読まさせていただきます!


2008/9/3 22:45 投稿者:たぬき
こんにちは。私、図工の担当で大変でした。年に1回だからと言い聞かせて頑張ってます。忘れた頃にくる参加賞をもらったときうれしそうにしてるのを見るとかわいくなります。


2008/9/5 23:52投 稿者:みっぴ
■まーくん母さん
いらっしゃいませ。先生の本音というか、愚痴だらけのブログなんで、参考になるかどうか分かりませんが、いつでもおいで下さいませね。
海外の教育事情はよく分からないので、そういうのは教えて下さると嬉しいです。今後ともよろしく(^-^)

■たぬきさん
図工担当だったんですか!お疲れさまです。そうでした、参加賞を配るところまでがお仕事ですね。自分の担当のを思い出してちょっとブルーになりました(^^ゞ
子ども達は、夏休みの作品を友達に紹介する時、細かいところまで本当に一生懸命に説明しています。それもかわいい。
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。

ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。

大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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