小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。
(2022.6.14ここに引っ越してきました)
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Hiro's News(まっちさん)へのトラックバックとして書いています。
音読の宿題、良く出ますね。カードがあって、読むところが書いてあって、読んだらおうちの人からサインをもらう、という奴。
私はあの宿題、好きではないんです。だって、お家の人がいないとできない宿題なんて出したくないですもの。おうちの人がお仕事から帰ってくるまでに宿題を終わらせて、
「宿題は済んだの?」「済んだよ」
と言って欲しいじゃありませんか。それが、疲れて帰ってきて
「宿題は済んだの?」
と聞いたら
「今日は音読の宿題なの。読むから聞いててよ」
なんて言われたら、(これから食事の支度もあるのに…!)なんて、余計疲れがたまりそう。それに、中学までには、一人で時間配分を考えて自宅学習をする習慣を付けて欲しいですしね。
音読の宿題、良く出ますね。カードがあって、読むところが書いてあって、読んだらおうちの人からサインをもらう、という奴。
私はあの宿題、好きではないんです。だって、お家の人がいないとできない宿題なんて出したくないですもの。おうちの人がお仕事から帰ってくるまでに宿題を終わらせて、
「宿題は済んだの?」「済んだよ」
と言って欲しいじゃありませんか。それが、疲れて帰ってきて
「宿題は済んだの?」
と聞いたら
「今日は音読の宿題なの。読むから聞いててよ」
なんて言われたら、(これから食事の支度もあるのに…!)なんて、余計疲れがたまりそう。それに、中学までには、一人で時間配分を考えて自宅学習をする習慣を付けて欲しいですしね。
それで、私としては、向山洋一さんが提唱している、「教科書に○を10個書いて、自分で一回読んだら塗っていく」ってのでいいんじゃないかなと思っています。授業でもできるだけ(その日に学習するまとまりをいろんな読み方で5回くらい)読ませるようにしてるし。
でもまあ、学年で揃えなくちゃいけないこともあるし、音読の宿題を出してないとおうちの人が不安になったりすることもあるみたいなので、一応出してます。提出率はめっちゃ悪いので、何か良い方法があったらどなたか教えて下さいね。
で、音読を家でする事の是非について。
忙しいかもしれませんが、低学年の間は、家でおうちの人と音読するってのが最高にいいです。おうちの人のあとについて読むとか、おうちの人と交代に「、」や「。」で区切って読み合うとか、人物ごとに交代して声色を変えて読むなどの工夫をすると、子どもも飽きずに読めると思います。
気をつけておかないといけないのは、おうちの人が教科書を見ておくということです。
3年くらいになると、おうちの人は聞きながら家事をしているというところが多くなってきますし、子どもも自分で読めると思っています。そうなると、平気で間違えた読みを覚えてくるので、音読を何回してもなーんにもならないということが起きてきます。現に、間違った読み方で覚えてしまって、学校で何度訂正しても、学級の中でその子だけが間違えて読んでいるということが良くあります。
書いてあるとおりに正しく読むということは、その文章の意味を正しく読みとることができることにつながります。例えば、今うちの学級では「モチモチの木」をしていますが、冒頭に出てくる「もう五つにもなったんだから」を「もう五つになったんだから」と読んでしまうと、主人公の幼さを十分感じ取れないままに読み流してしまうことになります。家でしっかり読み込んできている子は、その違いを聞き取る耳が育ちますし、ページをめくるのも速く、物語全体から主人公の気持ちの変化などを直感的に理解して、意見をさっと言えているようです。
音読は、普通の宿題のようにやって来ないからと言って学校でその分をできるものではないので(結構時間がかかるし、親がサインするタイプのものは、一人ではできたかどうか判断が難しい)、競争でもさせない限り子どもが進んで読むようになるのは難しいと思います。ですから、おうちの人が子どもをうまくのせながら、誘導しながら読ませるように仕向けてあげられるといいなあと思います。
私達教師は、だからといって宿題に頼ることなく、授業で音読を身につけさせるように今後頑張っていきたいと思います。
-------------------------------------------
コメント
■TBありがとうございます
息子の通う学校では、カレンダーのようなカードが渡され、毎日印を押すか色を塗っていくんですよ。
かれこれ半月ほど無地のままでした(T_T)
昨日と今日と久々に読ませてみたのですが、
確かに教科書を一緒にチェックしていないと
読み間違えたまま覚えてしまっている箇所がわからないですね。
以前は家事をしながら聞いていたのですが、
しばらくは一緒に楽しんで音読やってみようと思いました。
また今後も何かありましたら教えてくださいね。
*まっち* (2005-03-09 01:29:36)
■まっちさん
わざわざおいでいただいてありがとうございます!
カレンダータイプの音読カードって初めて聞くかも知れません。面白いですね。その先生は、毎日続けてする事が大切だと言いたくてカレンダータイプにしているような気がします。
「勉強を子どもと楽しむのは、子供を持っている親の最高の贅沢」といったことをどこかの本で読みました。音読、楽しんで下さいね。
(^-^)
みっぴ@管理人 (2005-03-09 21:53:53)
でもまあ、学年で揃えなくちゃいけないこともあるし、音読の宿題を出してないとおうちの人が不安になったりすることもあるみたいなので、一応出してます。提出率はめっちゃ悪いので、何か良い方法があったらどなたか教えて下さいね。
で、音読を家でする事の是非について。
忙しいかもしれませんが、低学年の間は、家でおうちの人と音読するってのが最高にいいです。おうちの人のあとについて読むとか、おうちの人と交代に「、」や「。」で区切って読み合うとか、人物ごとに交代して声色を変えて読むなどの工夫をすると、子どもも飽きずに読めると思います。
気をつけておかないといけないのは、おうちの人が教科書を見ておくということです。
3年くらいになると、おうちの人は聞きながら家事をしているというところが多くなってきますし、子どもも自分で読めると思っています。そうなると、平気で間違えた読みを覚えてくるので、音読を何回してもなーんにもならないということが起きてきます。現に、間違った読み方で覚えてしまって、学校で何度訂正しても、学級の中でその子だけが間違えて読んでいるということが良くあります。
書いてあるとおりに正しく読むということは、その文章の意味を正しく読みとることができることにつながります。例えば、今うちの学級では「モチモチの木」をしていますが、冒頭に出てくる「もう五つにもなったんだから」を「もう五つになったんだから」と読んでしまうと、主人公の幼さを十分感じ取れないままに読み流してしまうことになります。家でしっかり読み込んできている子は、その違いを聞き取る耳が育ちますし、ページをめくるのも速く、物語全体から主人公の気持ちの変化などを直感的に理解して、意見をさっと言えているようです。
音読は、普通の宿題のようにやって来ないからと言って学校でその分をできるものではないので(結構時間がかかるし、親がサインするタイプのものは、一人ではできたかどうか判断が難しい)、競争でもさせない限り子どもが進んで読むようになるのは難しいと思います。ですから、おうちの人が子どもをうまくのせながら、誘導しながら読ませるように仕向けてあげられるといいなあと思います。
私達教師は、だからといって宿題に頼ることなく、授業で音読を身につけさせるように今後頑張っていきたいと思います。
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コメント
■TBありがとうございます
息子の通う学校では、カレンダーのようなカードが渡され、毎日印を押すか色を塗っていくんですよ。
かれこれ半月ほど無地のままでした(T_T)
昨日と今日と久々に読ませてみたのですが、
確かに教科書を一緒にチェックしていないと
読み間違えたまま覚えてしまっている箇所がわからないですね。
以前は家事をしながら聞いていたのですが、
しばらくは一緒に楽しんで音読やってみようと思いました。
また今後も何かありましたら教えてくださいね。
*まっち* (2005-03-09 01:29:36)
■まっちさん
わざわざおいでいただいてありがとうございます!
カレンダータイプの音読カードって初めて聞くかも知れません。面白いですね。その先生は、毎日続けてする事が大切だと言いたくてカレンダータイプにしているような気がします。
「勉強を子どもと楽しむのは、子供を持っている親の最高の贅沢」といったことをどこかの本で読みました。音読、楽しんで下さいね。
(^-^)
みっぴ@管理人 (2005-03-09 21:53:53)
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。
ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。
大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。
ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。
大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
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