最近、「お嫁様は宇宙人」ってブログを読むのを楽しみにしてます。
みっぴと同世代で、お姑さんやお嫁さんのことを中心に書いてますが、PTA役員などもよくなさっているそうで、学校の内情もいろいろ書いていらっしゃる方です。

今回の話は地域の話なんだけど、「学校にも当てはまる！」と思っちゃった。

いつも私が管理職や初任者指導の先生達に対して思ってることと同じなんだもん。

先生方って、一人一人がそれぞれとってもすばらしい技術を持っていても、それを他の先生に伝えようとか、技術の未熟な先生方をみんなで育てようとか、そういう気持ちがなかなかないような気がするなー。

だから、若い先生達や新しく来た先生方が、技術を磨こうとか、あの先生から仕事を教わろうとか、そういうことを考えつかないという風土になってしまう。

で、技術を持った人が学校を去って、学校がガタガタになって初めて「聞いておけば良かった」とかなってるんだよねぇ。

うちの学校も来年そうなります。ヾ（´▽｀;）ゝえへへ
今年度までしかいられないすごい先生（でもその技術を他の先生に伝えることを考えついてない先生）がたくさんいるんですもん。

……・……＊……・……

Ａ先生：ピアノの名手。いつも「Ａ先生、○○って歌、弾ける？ピアノ譜はないんだけど…」と急に言われ、「いいですよ(^-^)その歌なら楽譜あります」といつも快く引き受けて弾いて下さいます。でも、あなたが転勤したら、誰がピアノを弾くのかな？ピアノ譜は準備してあるのかな？

Ｂ先生：めちゃめちゃ仕事が早い先生がいます。学年で話し合いをしながら通信を書き終わり、休憩の合間に鼻歌交じりに掲示物を作り、何でも「私がやっておくよ」が口癖のようです。でも、「ねーねー、今年の○○の書類はどんな風に書くか分かる？」「えー、去年はＢ先生に全部してもらっちゃってたから私分かんないー、Ｂ先生に聞いてー」という声が…。(^^ゞ

Ｃ先生：パソコンが得意です。他の先生が困ってやり方を尋ねると「そのくらいだったら簡単だから作ってあげるよ」と、あっという間にプリントを作ってデータをコピーしてあげている。でもね、それじゃその先生はいつまでたってもパソコンできるようにならないよ。

Ｄ先生：初任者がいる学年の学年主任さん。学年会で「…時数はこれね。来週のプール開きの進行はこんな風にしようね。んー、あともう話し合うことはないよね。じゃ、このあとの時間は学級の仕事ということで。」ありゃ。初任さんがいるのに、もう終わるの？他の先生は仕事のやり方や授業の進め方が分かってるかも知れないけど、初任さんは何も分かってないよ。初任さん、何していいか分かんなくてぽけらっとしてるよ。

Ｅ先生：あちこちの学校で講師をすることも多いＥ先生…出張が多くて、どこにいるか分かんないんで、仕事の相談もできません。学年会もいない、職員会もいない、ワックスかけにもいない…。あの、学校の仕事してます？

……・……＊……・……

で、こういう人たちの中で育った若い先生方は、「先輩の顔色を伺い、先輩の仕事を進んで引き受ける」という変な奴に育つわけです。Ａ〜Ｅの先生方がいなくなって、若い先生方ばかりになったら、どんな職員室になるんでしょうね？

あ、みっぴもいなくなるんだった。＼(≧▽≦)／


……　コメント　……

2007/8/2 7：27　投稿者：笑子
はじめまして。以前私のブログへコメントを残してくださってどうもありがとうございます。みっぴさんのブログを読むと、みっぴさんのような先生が、うちの学校にもいれば・・・と思うんです。
今回の記事もなるほどなあ、と思いながら読ませていただきました。
たしかに、すごい技術は持っていても、伝えていかないとダメですよね。あたしは今の学校でピアノ弾きをやっているんですけど、決して上手だからではありません。弾ける人が弾かないからです。音楽の授業ではジャンジャカ弾いているのに、なぜ？
その上、あたしが一生懸命練習して、それでも間違えると、陰でああでもないこうでもないというのですから、たまりませんね。

なので最近は、聞くようにしています。質問攻め？までいかなくても、とりあえず教えてもらっているという形を作り上げると、あとで批判はできませんからね。でも、みんなと一緒に学び合える健全な職員室は、まだまだ遠いです。


2007/8/2 21：42　投稿者：みっぴ
笑子さん、いらっしゃいませ！
自分から質問するって、なかなかできることじゃないですよ。すごい。
少しずつでも、学び合う空気ができてくるといいですね。
私は日頃学校ではなかなか喋れないんで、ここで鬱憤を晴らしてるって感じです。先生方に啖呵が切れるとかっこいいんでしょうけど(^^ゞ
また遊びに来て下さいね。