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小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。 (2022.6.14ここに引っ越してきました)
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50teacherさんKさんのblogへのトラックバックとして書いています。

日本は広いので違う学校もあるかもしれませんが、私が今まで勤めた学校は「学習に関係ないものを持ってこない」が原則でしたし、もちろん「学校にお菓子を持ってこない」も当たり前のことです。それで、バレンタインデーだろうが何だろうが、「学校にチョコレートは持ってきてはいけない」で統一しています。それでも、子ども達は一度家に帰ってから好きな子を呼び出したり、「先生、プレゼント」と男の先生に持ってきてくれたりしていたようです。

チョコレートに限らず、シャープペンシルやランドセル以外の鞄の使用などについても、会議をする時間が足りなくても学校で統一していた方がいい(使用は禁止した方がいい)というのが現場にいての実感です。

子どもにえんぴつを使わせること、ランドセルを使わせることにはそれなりの理由があります。それを教師が知っていて、なおかつ子どもに理解させきれなければならないと思うからです。高学年でランドセルを持たない子にまで買わせるという意味ではなく、低学年のうちからきちんと意味づけをして使わせていれば、高学年になってわざわざランドセル以外の鞄で登校する必要はないはずだということです。

チョコレートも、シャープペンシルも、ランドセル以外の鞄も、「赤鉛筆でなくて赤ボールペンでいいですか」と同じ、子どもからのアドバルーンだと考えられます。子どもには毅然とした態度で臨むべきだと思います。

…と書くと、「規則でガチガチに縛り付けてしまうのはいかがなものか」と思われてしまうのですが、そうではないのです。上にも書きましたが、「学校にチョコレートを持ってきてはいけない」は、「チョコレートを渡してはいけない」とイコールではないのです。

学校に持ってきてはいけなかったらどうするか。学校以外ならどうか、放課後ならどうか、と、頭を使える人になって欲しいのです。ところが、最近はどうもそこが弱い気がします。「学校にチョコレートを持ってきてはいけない」と言うと、すぐ「○○ちゃんは持ってきてたけどいいんですかー」と、自分がだめなら他の子も叱ってもらわないと気が済まない。親も「子どもが楽しみにしているのに先生は何でもすぐ禁止する」と電話してきたりします。(今年はありませんでしたが)

そうではなくて、親も一緒に、なぜチョコレートを持ってきたらいけないのか、どうすれば規則を破らない渡し方になるかを話し合ったらいいんじゃないかと思うんですけどねえ。

Kさんのblogでは、「親が子どもにお菓子を持たせる」ことについて書かれていましたが、私は子どもが何人かの子に直接渡している時には「学校以外でやって」と注意します。でも、おうちの方がいらして「クラスのみんなに」とか、「もう転校ですのでこれだけは」とか「もう全員分買って持ってきてしまっているので」とか言われると、それをおうちの方と喧嘩してまで断る元気は、私にはありません。何でルールを破ってまで渡そうとする人がいるんでしょう。…(・_・、)グスン

で、みっぴさんはというと、今年は義理チョコも配らず、本命(BJ)にも帰りがけのお菓子屋さんのチョコで間に合わせてしまった。まあ、愛情は目に見えないのよ、なあんて。
(^^ゞ

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コメント


■トラックバックありがとうございます

 正しいことは毅然とした態度で臨むことには賛成です。おっしゃる通りです。ただ規則は理解されないと守られにくいものでもあります。その規則の必然性がしっかりしていれば、それは規則というよりはむしろ自然に必要なこととして定着していきます。もし崩れてくるとしたら、そこに何か無理があるのではないか、ほんとうに必要なのかという議論が必要になってくると私は考えています。
 長くなるといけません。またこれからもいろいろと意見交換してください。

実年教師 (2005-02-15 20:05:57)


■そうですね。

>規則は理解されないと守られにくいものでもあります。その規則の必然性がしっかりしていれば、それは規則というよりはむしろ自然に必要なこととして定着していきます。

この部分、同感です。で、私は「もし崩れてくるとしたら」、教師の方が、その必然性を理解できないままに規則としていたということではないかと考えています。「本当に必要なのかという議論」が確かに必要になってきますね。

みっぴ (2005-02-15 22:15:21)
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。

ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。

大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
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