小学校の子ども達のことや、学校の様子を振り返って & おすすめの本、趣味の話など…まあ、適当に。
(2022.6.14ここに引っ越してきました)
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著者: ダニエル キイス, 小尾 芙佐, 小尾 芙佐
タイトル: アルジャーノンに花束を
ドラマにもなりましたね。原作はもっとどろどろしてるし、ハッピーエンドではないよ。
で、何で紹介するかというと「子どもの脳味噌の可能性を考えるようになった本」というところかな。
本当の天才は一体どんな脳をしているのでしょう。(2004-01-25)
【後日記】
TBいただきましたので、お返しついでに再考してみました。
ダニエル・キイスはこの後、「五番目のサリー」や「24人のビリー・ミリガン」など、多重人格者を主人公にした小説をたくさん書いていますが、チャーリィも一時的に自己分離のような現象に陥る場面があります。
何も知らなかった、分からなかった自分と、何もかも分かってしまった自分が向かい合っている、そして、何も知らなかったはずの自分が実は何もかも知っていた(見ていた)ということを知る。
私達の中には、実はどちらのチャーリィも存在するのではないでしょうか。そして、24人に分裂したビリー・ミリガンも、やはり一人の中に存在する。事実は一つだけれど、それを自分がどう受け取るかは自分がどの人格を選ぶかということと同じで、それは、たくさんある可能性の中から自分がどの道を選ぶのかということと重なってくるのだと思うのです。
チャーリィの「天才」としての短い生活は、私達の一生を映しているような気がします。チャーリィは天才になっても最後は元に戻ってしまいますが(はじめよりも悪くなってしまうらしいですが)、それでも、自分が何か素晴らしいことをしたという記憶が、彼を何も知らなかった時よりも幸せにしていると思います。
また、私達の頭の中は、24人分の人格がすっぽり入ってしまうくらい、とてつもなく大きなものなのではないか、とも思えてきました。それを本当に一人分として使えたら…それこそ天才になるかもしれません。
私は教育に携わっているので、チャーリィが受けた手術の代わりに、教育によって、子ども達の無限の可能性を少しでも伸ばしてあげられればと思っています。
(2005-02-07)
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■ブログタイトル:自己中本斬り(仮)
記事タイトル:アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス
記事概要:著者: ダニエル キイス, 小尾 芙佐, 小尾 芙佐タイトル: アルジャーノンに花束を 映画とドラマがあったんでしたっけ?よく知らないのですが。ユースケ・サンタマリア(この人好きw)がドアの前で「母さーーーん!」と泣いていたCMしか覚えてい…
■ブログタイトル:本を片手に街に出よう
記事タイトル:【小説】アルジャーノンに花束を
記事概要:著者: ダニエル キイス, Daniel Keyes, 小尾 芙佐タイトル: アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス1966年。 読書好きなら、或いは読書を好きになりたいならば、是非読むべき不朽の名作。 SFであり、…
TBいただきましたので、お返しついでに再考してみました。
ダニエル・キイスはこの後、「五番目のサリー」や「24人のビリー・ミリガン」など、多重人格者を主人公にした小説をたくさん書いていますが、チャーリィも一時的に自己分離のような現象に陥る場面があります。
何も知らなかった、分からなかった自分と、何もかも分かってしまった自分が向かい合っている、そして、何も知らなかったはずの自分が実は何もかも知っていた(見ていた)ということを知る。
私達の中には、実はどちらのチャーリィも存在するのではないでしょうか。そして、24人に分裂したビリー・ミリガンも、やはり一人の中に存在する。事実は一つだけれど、それを自分がどう受け取るかは自分がどの人格を選ぶかということと同じで、それは、たくさんある可能性の中から自分がどの道を選ぶのかということと重なってくるのだと思うのです。
チャーリィの「天才」としての短い生活は、私達の一生を映しているような気がします。チャーリィは天才になっても最後は元に戻ってしまいますが(はじめよりも悪くなってしまうらしいですが)、それでも、自分が何か素晴らしいことをしたという記憶が、彼を何も知らなかった時よりも幸せにしていると思います。
また、私達の頭の中は、24人分の人格がすっぽり入ってしまうくらい、とてつもなく大きなものなのではないか、とも思えてきました。それを本当に一人分として使えたら…それこそ天才になるかもしれません。
私は教育に携わっているので、チャーリィが受けた手術の代わりに、教育によって、子ども達の無限の可能性を少しでも伸ばしてあげられればと思っています。
(2005-02-07)
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記事タイトル:アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス
記事概要:著者: ダニエル キイス, 小尾 芙佐, 小尾 芙佐タイトル: アルジャーノンに花束を 映画とドラマがあったんでしたっけ?よく知らないのですが。ユースケ・サンタマリア(この人好きw)がドアの前で「母さーーーん!」と泣いていたCMしか覚えてい…
■ブログタイトル:本を片手に街に出よう
記事タイトル:【小説】アルジャーノンに花束を
記事概要:著者: ダニエル キイス, Daniel Keyes, 小尾 芙佐タイトル: アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス1966年。 読書好きなら、或いは読書を好きになりたいならば、是非読むべき不朽の名作。 SFであり、…
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私とブログについて
小学校の教諭をしていましたが、2012年に退職しました。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。
ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。
大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
応援しています。
定年じゃないですよっ!
ヾ(@°▽°@)ノ
今は、教育とは全く関わりのない生活を送っています。
ここに書かれている教員生活は過去のことですが、 今、先生として頑張っていらっしゃる方々の 何かしらのヒントになればと思って、 そのまま置いておくことにしました。
大変な毎日だと思いますが、まずは自分自身を大切に、 自分のできる範囲で頑張って下さいね!
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